情報の管理は、作業場所や所属に依存するのではなく、まずは全てのユーザーが全てのシステムやデータにアクセス可能なように、 企業全体の情報に、広範囲にアクセスが可能な環境を提供することが必要です。そのうえでアクセス権限で制限を付与することで、 企業内の情報資産を様々なメンバーが有効に利用することができ、生産性の向上が期待できます。
IBM Watson Explorer は、セキュアなアクセスを自動化することにより、所属や作業場所などに依存することなく、 企業内の全システムの中から必要なデータへのアクセスを可能とすることで、情報の最適化を実現します。
多種多様なインターフェース
ほとんどの組織では、DBに格納されている構造化データ(財務レコード、顧客データ、販売統計など)と、 オフィス文書を中心とした、非構造化データ(設計文書、市場情報の情報、顧客の事例報告、等)を保有しています。 ユーザーは、これらのデータに対して、必要に応じて経験に基づき個別にアクセスしています。 このような方法を継続するのであれば、生産性の向上は期待できません。
IBM Watson Explorer は、様々なインターフェースを有しており、日々増加する情報の中から、 システムやコンテンツのフォーマットに関係なく、必要なコンテンツを取り出すことが出来ます。 管理者は、ファイルサーバー、データベース、メールシステム、コンテンツ管理システム、コラボレーションシステム、 顧客管理システムなどの一般的なデータリポジトリをはじめ、電子メールのアーカイブや他のアーカイブソリューションなどから 検索結果を取得することが出来ます。 さらに、他システムのフィードやサブスクリプション、また他の検索エンジンからの検索結果も取得することができます。
データクロール機能の柔軟性 |
セキュリティ
IBM Watson Explorer は、異なるシステムに安全に接続することが出来ます。
既存のセキュリティフレームワークをミラーリングする機能を有しており、 すでに実施されている業界標準の認証と承認のプロセスを使用し、 パフォーマンスを落とすことなく幅広い認証システムをサポートします。 これにより、ユーザーは複雑な操作を必要とせず、アクセス可能な情報のみにアクセスが可能となります。
アクセスコントロールの適応性 |
※ IBM InfoSphere Data Explorerは、IBM Watson Explorerに名称が変更となりました。