企業内の様々なシステムに存在する、あらゆる情報を、どれだけ広範に、企業の運用に則した形で統合する事が出来るかが、エンタープライズサーチの重要な要素です。
Vivisimo Velocityは、企業内に混在するシステムに柔軟に対応し、既存システムを変更することなく、企業内の情報基盤として有効活用する仕組みをご提供します。
- データクロール機能の柔軟性
- アクセスコントロールへの適応力
- 大規模システムに対応するスケーラビリティ
- 情報データの効率的な利用
ファイルサーバー、データベースやグループウェアなどの、企業内に存在する様々なシステムはもとより、Webサーバーや企業の独自開発のドキュメント管理システム など、ほぼ制限なく検索対象とする事が出来ます。
Vivisimo Velocityの大きな特徴の一つがクローラーのカスタマイズ性です。従来の検索エンジンは、クロールしたドキュメントをそのまま独自の解釈によってインデックス に取り込むものが殆どですが、Vivisimo Velocityのクローラーは各々のドキュメントに対して、特性に応じてインデックスに取り込むもの、取り込まないもの、またクロール で取得した値から別のシステムを呼び出し、情報を更に取得するなどの柔軟性を備えています。
エンタープライズサーチの必須機能として、検索結果「アクセスコントロール」の機能が挙げられます。クローラーによってインデックスされたドキュメントは、検索する ユーザーの社内システムでの権限に対応したものだけが検索結果として出力される必要があります。
Vivisimo Velocityは、Active Directoryなどによるアクセスコントロールや、企業独自で構築したユーザー権限情報も継承する事が可能であり、企業・部門間によって異なる セキュリティポリシーを損なう事なく、権限に応じた検索結果を提供します。
アクセスコントロールはドキュメント単位で行うものが一般的ですが、Vivisimo Velocityはこれを一歩進めた「属性単位のアクセスコントロール」を可能とします。
つまり、権限に応じて「ドキュメントの一部を見せない」という制御が可能になります。例えば、「ドキュメントの閲覧権限は無いものの、ドキュメントのタイトルだけは 見る事が出来る。」といったアクセスコントロールが可能になる為、ドキュメント単位のアクセスコントロールでは知りえなかった、情報資産の存在に気づく事が出来る可能性もあります。
情報量が爆発的なスピードで増大する現在、エンタープライズサーチには処理対象データの増大に迅速かつ柔軟に対応できるスケーラビリティが求められます。
Vivisimo Velocityはコンフィグレーションのみで柔軟に分散コンピューティング環境の構築が可能です。分散環境の構築には、システム全体のスループットの向上の の為の垂直分散、対象データ規模に対応する為の水平分散、高可用性を向上させる為の冗長構成といった多岐のパターンの分散を実現できるアーキテクチャである必要があります。
Vivisimo Velocityのスケールアウト方式は、サーバーをスペックアップするのではなく、既存サーバーを活かしつつ新たにサーバーを追加する方法でスケールアップする事が出来ます。
Vivisimo Velocityは外部のWebサービスやVivisimo Velocity自身が構築したインデックスをそれぞれ独立したコンポーネントの様に扱う事ができます。
これら検索ソースを、検索を行うユーザーそれぞれに対して柔軟に組み合わせ、また検索ソースそれぞれに対して重み付けや、スコアリングのウェイトの設定が可能なため それぞれの利用者に対して、最適な情報検索サービスを提供する事が出来ます。